2021/05/16 12:04

生盛にぃにのセイモリファーム

今シーズンより当社とお取引を
はじめさせてもらった
セイモリファームさん。

そこの2代目である
生盛にぃには今年から
無農薬・無化学肥料での
パイン栽培への挑戦を始めた。

パイナップルはタフなイメージで
農薬や肥料なんか与えなくても
勝手にすくすく育っていくと
思われがちかもしれないが
そんなことはない。

むしろ弱い。

石垣島はじめ沖縄全域でも
完全無農薬・無化学肥料で
栽培を行っている農家さんは
居ないのではないだろうか。

虫に食われる事も多いし
パイナップルは菌にも弱い。
なんと言っても南国石垣は雑草がスゴイ。

1週間でも目を離したすきに伸び放題。
刈っても刈っても追い付かない。
雑草が伸びると太陽の当たりも悪くなるし
なにより土壌の養分が吸い取られてしまう。
だから除草剤は必ず撒く。


↑写真は減農薬の圃場。
雑草の中にとパイナップルの苗が
隠れてしまっています。
減農薬でもここまで雑草が生い茂る。

ピーチパインは小型の品種だが
大きな玉では1kg近くになるものもある。
あれは基本的には化学肥料で肥えさせたもの。

それでは
農薬や化学肥料が完全悪なのかと言うと
決してそんなことは無い。

もしも日本全国で使用禁止にしたら
たちまち日本の食卓から野菜や果物が消えてしまう。
あるいは、価格高騰を起こし今の倍以上の
お金を払わなければならなくなる。

それに最近のものは人体への影響を
限りなくゼロに抑えられるように
研究・開発も進んでいる。

それでも
完全無農薬・無化学肥料での
栽培に踏み切った生盛にぃに。

2つの出来事が踏み切る
きっかけとなった。

~つづく~